人類の繁栄から終焉まで「幼年期の終わり」
とても久々の更新となってしまいました。
いろいろな事を考えすぎていたような気がします。
ただ、気が付いたのが自分が楽しく続けられる事をしていくのがいいですよね!
そんな訳で久々の更新です!これからも続けて行けるように頑張らずに頑張ります(?)!
さて表題のお話。
人類の繁栄から終焉まで・・・
破壊からでないと新たなものが産まれないように、
どんなものでも大きく肥大したり煌びやかになっていけばいつかは自重で潰れてしまいます。
でも、そこから新たな発想や、やりかた、可能性が見えてくものです。
今回紹介するのはアーサー・C・クラーク氏の小説「幼年期の終わりです」
2001年宇宙の旅で有名な作家の作品ですね!
2001年宇宙の旅はスタンリー・キューブリック監督が映画化してますよ!
内容は、冷戦時代の宇宙開発の折に、ロケット発射を控えた人類の前に
突然、上帝(オーバーロード)が飛来します。
オーバーロードはその圧倒的な技術力で人類を平和的に一つにまとめてしまいます。
第一部はそんなオーバーロードと国連事務総長ストルムグレンの交流の様子が描かれ
本当の姿を見せないオーバーロードの正体を何とか探ろうとする話です。
第二部はそれから50年後の世界。
ついにオーバーロードがその姿を世界に姿を現して、人類が黄金時代を迎えた世界の話。
そしてラストの第三部はそれから5年後と80年後の世界。
ここはネタバレになるので割愛します。
この作品1979年に書かれた本なのですが、
とても時代を先どった内容が多くあったように思いました。
小説の枠を出て、とても今後の教訓となりそうな部分もあって考えさせられました。
なかでも第一部のストルムグレンの
「オーバーロードが地球にやってくる以前に、すでに主権国家の崩壊ははじまっていた
彼らはその終末を早めたにすぎない」や
第三部の「あらゆるチャンネルから毎日延べ五百時間にもなろうという番組が氾濫している
このままでいくと近いうちに人間は自分の人生を生きることをやめてしまうかもしれない
テレビシリーズものに後れないようについていくのが
一日がかりの仕事という事にもなりかねんのです」
と言うセリフは本当に考えさせられました。
まさに、主権国家がもろくなり、
テレビやラジオだけでなくネットにまでいろんな娯楽が氾濫している
今の時代を予言しているようですね。
こういう予言めいた事が書いてあるのでSFはホントに面白いですね!(怖くもありますが・・・)
是非皆さんもこのクロニクルを体験してみて下さい!