持つのが危険か持たぬが危険か?「ボウリング・フォー・コロンバイン」
突然ですが、自分の身を守るために銃はあった方がいいですか?
想像してもらいたいのですが、
もしも夜も更けて、そろそろ眠いしベッドに行こうかな?
と思った瞬間に自分の家の窓をけ破って悪漢が銃を持って入ってきました。
身を守るために銃が欲しいですか?
それとも、銃が簡単に手に入る社会を悔やみますか?
と言うわけで今日はそんな問題に切り込んだ映画
「ボウリング・フォー・コロンバイン」
監督 マイケル・ムーア
です。
どんな映画かと言うと1999年に起こったコロンバイン高校での銃乱射事件や、その他の銃犯罪などを例に挙げてアメリカの銃社会がはらむ危険、アメリカの抱える銃の問題がどこにあるのかを取り上げたドキュメンタリー映画です。
ドキュメンタリー映画と聞くとあんまりおもしろくなさそうな映画だと思う人もいると思いますが、
このマイケル・ムーアと言う監督はしっかりと伝える事は伝えつつも、一部ではエンターテイメントを取り入れたりしながらメリハリのある、見せるドキュメンタリーを作っています。
私もドキュメンタリージャンルは堅そうだし、別に見なくていいかな?と思っていた時期があったのですが、
会社の大先輩に
「ボウリング・フォー・コロンバインは絶対見た方がいいぞ!むしろ映画好きな癖に見てないのがありえんわw」
とまで言われて
『おっしゃ!そこまで言うなら見たろーやんけ!見つ詰まらんかったら覚えとけや!』と心の中で息巻きながら見ました…
あの会話から早7、8年…まあ結果としてはこんなつたな紹介記事を書く程に、ドはまりしましたw
これがきっかけでマリリンマンソンを聞き始めたり、改めてサウスパークを見直したりとかなり影響されたのは事実ですw
マリリンマンソンがインタビューを受けているシーンがあるのですが見た目の印象と違って、とてもしっかりとした考えを持って意見の言えるクールな姿勢はとてもしびれました。
Marilyn Manson マリリンマンソン / Lest We Forget: The Best Of 輸入盤 【CD】
Marilyn Manson マリリンマンソン / Mechanical Animals 輸入盤 【CD】
話が脱線してしまいましたが、冒頭の質問ですが、
本作で、言わんとすることはこう言うことだと思います。
アメリカではメディアや政府がいたずらに恐怖を煽り、必要のない銃を国民が簡単に持てるようになってしまっている。
直ちに恐怖で購買意欲を掻き立てるのをやめて貧困に目を向ける必要があると言っていると私は思いました。
真面目に不真面目に銃社会とアメリカの抱える問題に切り込んだ本作!おすすめです!
余談ですが、この映画も面白いのですが同監督の「シッコ」も面白いです!本気で移住したいと思えるほどほかの国がうらやましくなる映画です!また別の記事で紹介します^^