屋根裏のN氏

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持てる者の悩み「エヌ氏の遊園地 04あこがれの朝」

たくさんの異性に言い寄ら結婚を迫られる。

 

人間誰でも一度は憧れるシュチュエーションですよね。

 

そういう人は
容姿もよくて、頭もよく
高い地位についている。

 

でも、一歩道を踏み外してしまうと
一気に大変なことになってしまう。

 

そんなお話を今日はご紹介したいと思います。

 


エヌ氏の遊園地 (新潮文庫)

 

今日も
「エヌ氏の遊園地」
著者 星新一

の中のお話から
「あこがれの朝」を紹介します。


主人公の洋一郎は
容姿が良く、道行く異性が振り返り
声をかけたくなってしまうようなイケメンで
そのうえ、横道にそれずに学業に打ち込み
一流の官庁に就職できました。

 

そんなある時、
彼が初めて恋した相手の両親の会社が傾いてしまい、
それを助けるために不正をはたらいてしまいます。

 

なんとか立て直しに成功したのですが
不正の書類をネタに
その会社の女子社員が結婚を迫ってきます。

 

不正がばれれば方々に迷惑が掛かってしまうと思い
洋一郎はその女と結婚します。

 

しかし、その女
働きもせず、毎日昼から酒を飲み
洋一郎の金を使って別の男と遊び歩きます。
その一方で洋一郎が逃げ出さないように
帰宅時間を細かく管理したり
馬車馬のようにこき使います。

 

そんな生活に耐えきれず
友人から結婚詐欺師を紹介され
依頼をすることにしました。

 

しばらくすると、女の方から別れたい言われ
不正の書類も取返し
無事に女と別れる事に成功した洋一郎。

 

不眠気味だったのが
翌日はいい朝を迎える事が出来た。
が、何故だか近所の女性や、
はては知らない女性が次々に
洋一郎の家を訪ねてくる。
しかも手には皆、封筒を持って…

 

一人の女性に話を聞くと
「この書類を買えば洋一郎が結婚してくれる、
とある女が言っているので買った」と

 

たくさんの女性から一斉に結婚を申し込まれる。
なんと「あこがれの朝」か…


と言う内容です。
うーn、またしてもブラックw


憧れのシュチュエーションもこんな状況じゃ
トラウマものですよね。


こうなってくると、女性を恋愛の対象ではなくて
おぞましいものに見えてきてしまいますよね。

ある意味下手なホラーより怖いかもw

 

まあ、僕はイケメンでも何でもないので
こんな悩みとは無縁ですがw

 

持てる者には持てる者の悩みがやっぱりあるんですよね。

これさえあれば人生無敵!
と思うような長所でも
思わぬ副作用があるものです。

 

今回の件で言えば
女性が寄ってくるけど、
決して求めている相手が寄ってくるとは限らない。


何事もなお「過ぎたるは及ばざるがごとし」
中庸の徳ってやつですね!
ですから、自分って普通過ぎて嫌になるって言う人!

 

それでいいんです!

 

持てる人はそれでうまい事やりますが
普通人は普通人で
一生懸命やっていれば
いつかきっとうまくいきます!


今回のお話からは持てる者の悩みを学べた気がします。

皆さんはどうですか?

それではまた次の機会に!

 

じゃあ、また!

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