屋根裏のN氏

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物語は6つのコア要素で出来ている「工学的ストーリー創作入門 売れる物語を書くために必要な6つの要素」

面白い本や、面白いマンガを読んだ時。

 

一定数いると思うのですが
自分もこんな面白い本書きたい!

と思う方がいらっしゃると思います。

 

実は僕もその口で、
なにか創作活動してみたいなーと
漠然と日々思っています。

 

そんな時にちょっと面白そうな本と出合いました。

 

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工学的ストーリー創作入門 売れる物語を書くために必要な6つの要素

 

「工学的ストーリー創作入門
売れる物語を書くために必要な6つの要素」
著者 ラリー・ブルックス
訳  シカ・マッケンジー

 

どんな内容なのかと言うと

売れるストーリーは6つのコア要素で出来ている。

・コンセプト
・人物
・テーマ
・構成
・シーンの展開
・文体

本書ではこの6つのコア要素を骨格として
物語を作る基礎を学ぶための本です。


ボリュームとしては本文は314ページ。
僕は少しづつ読み進めてたのもあり結構時間がかかりました。


まず、大前提としてこの本では「原則を意識し、理解しよう」と言っています。


作家になりたいと考える人の中には
あふれ出るパッション、感性のみで書いていった方よい!
原則やルールがあるのは面白くない!
テンプレを使って凡作をつくってもしょうがない!
とおっしゃる方もいます。


それで書ける人はそれでもいいのかもしれませんが
この本でも言われているのが
大作を量産する作家は感性だけで書いていると思われがちですが
彼らは無意識に原理原則を理解して
感性でそれらを成立させているに過ぎないとのこと。


設計図を起こす前にビルを建てようとすれば自ずと
倒壊の危険性や、そもそも完成にたどり着けるかどうかも怪しくなってきます。

 

なので、お話を作っていく上でもしっかりとした
設計図を作った状態でないと
完成したものは何を言いたいのかわからないものになってしまうでしょう。


設計図を作っても斬新さは損なわれる事は無いです。
むしろ基礎の足場がしっかりしている分
見ていてしっかりと内容が入ってくるのではないでしょうか。

 


あと、この本で新設なのは

要所要所で質問シートや、付録のようなものがついています。

 

内容は本文で書いてある事を出来ているかどうか
チェックするためのチェックシートです。

毎度、本文を見返さなくても

必要なエッセンスを再確認できるのはうれしいですね!

 

これを後で印刷して
実際に執筆する時に使えば
貴方の作る物語も
しっかりとした基礎ができて
安定した立派なビルになる事でしょう!


いつか僕も何か書いて公開してみたいですね!

それはまた、いつかのお楽しみでw


じゃあ、また!