屋根裏のN氏

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ダメな子なんて一人もいない!「高校生のための批判入門 04私は教育経験三十年」

世の中、ダメな子なんて一人もいないです。
どんな子にだってそれぞれ長所があって
ただそれがわかり辛いだけです。

 

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そんな訳で、今日紹介するのは
「高校生のための批判入門」から
「私は教育経験三十年」
著者 宮城まり子
出典 「まり子の目・こどもの目」

です。

 

あらすじは、
言語障害のある7歳の男の子が
「カエルが死にそう」と言う言葉を
「カエルしみそう」と表現した

正しくは上の表記の方が正しいのだが、
筆者はこの子が表現した「しみそう」
と言う表現が
「弱っていく状態を表す」にはとてもいいと感じた。

 

しかし、その子を受け持つ先生は
それをペケにして赤ペンで修正して
残酷な言葉を書いた。

 

男の子はそれを見て
「僕は作文もダメなんだね。ダメな子なんだね」
と言った。
それに対して筆者は
「ダメな子なんて一人もいない!」
と言い、職員室に行き
担当教諭に
その子供ごとにあった指導をして欲しいと
話をしたのだが
「私は教育経験三十年」
と突っぱねられてしまう。

 

筆者は謝罪をいいその場を逃げ出し
海に向かって
「ナガイダケガノウジャネエゾー」
と泣きながら海に言いつけた。


と言う内容です。

皆さんはどう感じました?

この文章が書かれたのが
いつの頃に書かれた文章化は分かりませんが
今、現在の教育でもこれと
似たことが起こっていると思います。


むしろ教育の現場だけではなく
職場や、いろいろなコミュニティーの中でも
起こっている問題です。

 

画一的な価値観で
その人をダメな人として評価を下してしまっている。

 

確かに、ある面だけを見ると
ダメなところがある人なのかもしれません。
でも別の方向から見ると
その人にしかできない事が必ずあると思います。

 

例えば、ゴレンジャー。
実際にリアルタイム世代ではないので
見てはいないのですが
何かの本で、個性が大切でそれが武器になると言う話を見ました。

 

ゴレンジャーのイエローは大食いで
あまり役に立たないようなポジションだったそうです。

でもある時、
仲間が誰も太刀打ちできなかった敵を
たまたまにんにくをたくさん食べていた
イエローがそのにんにくの臭いで
敵を撃退した。
と言うエピソードがあるそうです。

 

かなり極端な例でしたが
個性が発揮される機会と言うのは
いつ来るのかわからないのです。

 

だから、自分がダメだと思わないでください。
むしろ自分の色をもっと強めて
貴方しかできない事をたくさん発揮して
唯一無二の存在になりましょう!

 

人から言われる評価がすべてではありません。
そのコミュニティーでダメの烙印を押されたとしても
別の組織ではそのダメな部分を評価してくれる人も
きっといます。

 

自分の信念を持って自信をもって生きて下さい!

 

じゃあ、また!

 

追伸:僕も前の会社では
さんざんダメの烙印を押されました。
でも、個性をひたすらに伸ばし続けたら
その会社で評価もかなり上がり支所長になりました。


現在の職場でも多少評価してもらえています!
好きな事を偏愛し続ければきっといい事ありますよ!